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2024/09/25

訪問看護や在宅医療を発展させたい

株式会社TD 代表取締役
竹谷 光司

出 身:千葉県船橋市 出身校:医療系専門学校 何年生:1988年 経 歴:2011年に理学療法士免許取得後、回復期病院にて8年間勤務後、訪問看護ステーションや急性期病院へ転職。病棟主任、学生実習指導担当、社内教育担当など管理・マネジメントの役職も多く経験する。訪問看護ステーションの立ち上げや院内でのリハビリ科創設、訪問リハビリセンター創設など部署・事業の立ち上げも多く手掛け、執行役員としての組織マネジメント、センター長としての事業の組み立ても歴任。2024年2月には株式会社TDを創設。

竹谷さんはどんなお仕事をされていますか?

訪問看護ステーションの開設から運営支援、医療法人の訪問リハビリ部署の開設や運営・教育支援、訪問リハビリテーションに特化した研修サービス、企業向けに助成金を使った研修を行なっています。

この仕事を始めたきっかけは何ですか?

大好きな在宅医療・リハ・看護の業界に、いち医療人として最大限の貢献をしたいと思い、法人設立に至りました。 病院では叶えられない生活を提供できる、在宅医療が好きなんです。訪問看護や在宅医療は、日本の今後の医療業界にとって欠かせない存在です。これから高齢化がさらに加速することで、入院自体が厳しくなってくると思います。そうした方々が地域で安心できる仕組みを作っていきたいんです。 理学療法士として勤務することも好きでしたが、職員として利用者さまと関わるだけでは、生涯でサポートできる人数に限りがありますよね。現在要介護者は700万人を超えています。それにいち医療者としてどう貢献できるか考えたときに、事業所のサポートをすることで間接的に各事業所の利用者様の支援ができると思ったんです。直接の支援ではないけれど、業界の根本から関わることで数多くの利用者様をサポートしていきたいんです! 株式会社TDの『TD』は樹形図の頭文字から取っています。私たちの活動を通して、支援が樹形図の様に広がっていってほしいという想いを込めて名づけました。

お仕事をする上で大切にしていることは何ですか?

在宅医療がもっと身近で当たり前な世界を目指しています。 在宅医療業界が広がって、退院後に不安がありながら暮らしている方々が気軽に訪問看護やリハビリ、診療を受けられるようになってほしいと思っています。退院するときに、訪問看護があるから大丈夫!と安心できる世界にしていきたいんです。  事業所のサポートは、事業所の状況や代表者様の想いに伴走することを心掛けています。現在、北は北海道、西は京都まで関わらせていただいていますが、地域事情や経営者の知識や経験、性格はみな異なっており、抱えている問題もさまざまです。皆様とディスカッションしながら、解決すべきことをリストアップして優先順位を考えて提案させていただいております。医療人であり、現場経験ある私だからこそできる支援であり、私がやる意味があると思っています!

どんな方の役に立つお仕事ですか?

事業所を開設しようとしている方や開設したばかりの方が多いです。訪問医療の業務のイメージはもっていても、制度やレセプト、顧客獲得といったことがわからないんですよね。病院では患者さんが自ら診察を受けに訪れますが、事業所では営業して、地域に認知を広げて初めて利用者さまを獲得できます。思ったよりやらなきゃいけないことが多いという相談をよく受けますね。 それ以外にも、数年運営しており、これから組織化・仕組化や人材マネジメントを行っていきたいという方からも相談が増えてきました。

今後、お仕事を通じてどんな事をしていきたいですか?

訪問看護や在宅医療を発展させるためのサポートを強化していきたいです!そのためにも、地域や行政との連携に力をいれていこうと思っています。地域医療の発展により、誰もが安心して暮らせる地域づくりを、事業所支援を通してもっと進めていきたいと思っています。そのためには、事業運営をしている方、従事している方々が安心・安定した運営をしていくことが重要なため、さらに幅広い支援を目指していきます。 また、必要な研修に助成金が適用できるよう、専門性のある社労士法人とチームを組みながら事業所にとって負担が少なく人材育成ができる体制も構築していきます。地域医療が大好きなので、生涯この分野で活動を続けたいと思っています!

インタビュー後記

理学療法士として活躍しながら、自らが経験してきた訪問看護・リハビリテーションの分野での独立。大きな決断が必要だったと思います。
訪問看護は、利用者が病院では叶えられない生活をさせてあげることができます。私自身の親も、当時病院は嫌だと言っており、訪問診療、訪問看護を依頼した経験があります。想いを聞いてよかったなと、今でも思っています。これからもっともっと必要な職種ですね。

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