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2024/10/22
夜泣きで困っている方はお任せください/睡眠コンサルタント
睡眠コンサルタント/こどもの睡眠専門家
あいだ 藍
出 身:神奈川県伊勢原市 何年生:983年生まれ 学 校:理学療法士の専門学校 職 業:理学療法士 乳幼児睡眠コンサルタント 経 歴:専門学校卒業後、一般病院や脳血管センターに勤務。その後訪問看護ステーションへ転職し、妊娠出産を機に睡眠コンサルタントの勉強を開始。現在は理学療法士としてぜろひゃく訪問看護リハビリステーションに勤務する傍らで小児科の睡眠外来の睡眠コンサルタントとしても活躍している。
目次
どんなお仕事をされているのですか?
乳幼児睡眠コンサルタントとして乳幼児とその親御さんを対象に活動しています。子どもが寝なくて困っている方の相談を受けて、どうしたらスムーズに眠れるようになるかのアドバイスをさせて頂いています。 個別の相談や、地域での講座、小児科で「ねんね外来」という診療枠での睡眠相談も受けています。また、訪問看護ステーションで理学療法士としても働いています。そもそも乳児は夜間に起きるもので、それが当たり前なんです。その当たり前を欲して起きる子もいれば、環境を整えることでそのまま寝る子もいます。
赤ちゃんにとって、辛い=泣くというわけではありません。なんで泣いているのかが分かれば、お母さんも安心できますよね。理由がわからないと、自分のせいだと思ってしまったり、うつになってしまったりする方もいます。
寝ないことが生活にどう影響しているかを聞いて、その生活がどうしたら楽になるのかを一緒に考えているんです。寝ること、夜間に起きないことだけが答えではないと思っていて。どのタイミングで眠れたらいいのか、どうすれば親子が楽になるのか、それぞれの目標を見つけるお手伝いをしている感覚です。
どんなお客様が多いですか?
未就学児を対象にしており、0~2歳くらいの子が多いですね。
夜泣きが多くなってきた乳児だけでなく、意志がはっきりしてきて寝たくないとぐずる幼児の相談も増えてきています。
60分のオンラインサポートや、1週間のサポートといったコースを用意しています。見通しがつかないと不安になると思うので、経過を説明して、1週間頑張ろうと伝えるとやりきれる人が多いですね。
子どもが寝ない理由はさまざまですが、夜泣きに関しては睡眠環境を変えることで改善することが多いです。光や音、室温ですぐに変化が出てきます。
寝付かせ方を変えるのも有効です。子どもは、今目の前で起こっていることが全てなので、寝ているときにおっぱいを飲んでいると、目が覚めて布団にいると不安になります。寝たときと同じ環境にすることが大きなポイントなんです。
このお仕事を選んだきっかけを教えてください
私は子どもが二人いるのですが、上の子が夜泣きする子だったんです。
どうしようとなった時に、検索して本を読んで、自己流でやってみたら改善しました。夜泣きで困っている方にも方法を伝えたい!と思い、コンサルタントの資格を勉強したんです。
訪問医療の経験や、コンサルタントの勉強を通して得た横の繋がりから、さまざまな考え方や家族の形を知ることができました。
それまでは私自身、自分に厳しくて自分が許せないことが多かったのですが、徐々に自分を許せるようになってきました。お母さんたちにも、いろんな考え方があることをもっと知ってほしいんです。睡眠を窓口にして伝えていけたらと思っています。
そしてもっと子育てが気楽に感じてくれたら嬉しいです。子育ては、乳幼児期だけではなくずっと続いていきます。「まあいいかな」と思える気持ちが大事だと思うんです。
お仕事をする上で大切にしていることを教えてください
関わる方すべてに、『押し付けないこと』を大切にしています。
こうしたらもっと楽に寝れるようになると提案はしますが、押し付けません。気持ちや環境はその方にしかわかりませんし、やるのはその方なので、選択肢の一つとして今できることを提案しています。
押し付けてしまうと、こうしなきゃいけないのかなと思ってしまいますよね。そうではなくて、「こうでも良いのかな、こうしてみようかな」と行動が広がっていくようなサポートを心掛けています。なので、コンサルタントというよりカウンセラー・相談相手のイメージですね。
仕事を通じて、今後どんなことをしていきたいですか?
睡眠コンサルタントという存在や、夜泣きの相談ができること、解決策があるということの認知度を上げていきたいです。同時に、訪問看護に関わることで医療現場にいることも私は選択しているのでここから得られるより様々な考え方や視野の広さを活かしていきたいです。 私の所属するぜろひゃく訪問看護リハビリテーションという会社は医療×やりたいことを応援してくれる社長の考えがあり、「あなたのいきるを創る」という理念があります。 医療×やりたいことを実現するためにダブルワークをしているからこそ、視野が広がり睡眠サポートに活きていると思いますし、医療現場で命の最後まで関わるからこそ、子どもの成長が尊く生きていることが素晴らしいと思えます。
また、小児科でのねんね外来がシステム化され、さまざまな小児科で気軽に相談できるようにしていけたらとも思っています。 「医療と睡眠」の架け橋となることを目指していきたいと思っています。 私だけでは活動に限界があるかもしれませんが、子育て支援に興味のある事業者や行政、医療と関わり、より育児しやすい社会にしていきたいです! 最終的には、自分の子どもたちが気楽に生きられるような、子ども達に生きていってほしいと思えるような社会になってほしいですね。そのためにこれからも活動していきます!インタビュー後記
ご自身の経験から、同じように苦しんでいるお母さんを助けたい!そういった想いで個人的な活動を始めた藍さん。真っすぐ話す姿はとても素敵です。私の娘も夜泣きで大変だったので、当時藍さんに 会っていたら妻を楽にできたかもしれません。これから子育てが始まる方は、ぜひ一度話を聴いてみてください。おすすめです!
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