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2023/11/28
品川の成長と改革を|筒井ようすけ
品川区議会議員
1979年生まれ。品川区大井町生まれ東品川育ち。学習院大学法学部を経て、日本大学法科大学院を卒業。貿易会社で役員を務めつつ、2015年・2019年に品川区議会議員に当選。高輪学園同窓会の常任理事。趣味はダイビング、HIPHOPダンス、ビートメイク、サッカー、ゴルフ、格闘技(柔道初段)、食べ歩き、カラオケ。
品川区の価値を高める
今の仕事をはじめられたきっかけを教えてください。
2012年頃、日本の経済が伸び悩む様子を見て「政治も良くない」と感じたこともあり、日本を良くするために国政を目指す決意をしました。すぐに政治塾へ応募して衆議院議員を目指すものの、2012年の選挙では落選。2013年に都議会議員を目指し品川区から出馬するものの落選。そこで、国会議員を務めていた先輩から「まずは区議会議員から始めてみたら?」とアドバイスをいただきました。その後、補選を経て2015年の品川区議会議員選挙に当選。念願の政治を変えるきっかけを手に入れました。その後も2019年、2023年と再選を果たし、現在3期目を迎えています。
自身の政策には、どのような特徴があるとお考えですか?
納税者目線の政治を目指し『品川区に住む価値を高める』『ムダ削減・賢い支出と議会改革』『情報公開で区政の見える化』『超少子高齢社会を乗り切る福祉』の、4つの基本方針を立てています。ムダ削減については、いくつか成果が出ています。例えば、行政の携わる人や地域の議員を集め、食事やお酒を“タダ”で振舞っていた賀詞交歓会については、「飲食をするのであれば会費制に!」と訴えていたところ、今後は式典のみの実施となりました。情報公開についても進んでいます。区の事業の目的や手段をはっきりさせ、事業目的の達成度合いや、費用の適正化を図るための指針となる “事務事業評価”資料が2024年1月にPDFで公開されます。イベントの収支なども全て開示されるため、区民のみなさんには是非見てもらいたいですね。品川区の価値を高める活動として“ナイトタイムエコノミーの推進”にも取り組んでいます。芸術・エンタメの振興を掲げて夜の時間の有効活用を進めています。
いつまでも公約に忠実に
有権者からどんなご相談が多いですか?
コロナ禍でそもそもの利用が大きく減り、2次会、3次会の需要も少なくなってしまった飲食店の方からの相談は非常に多いですね。一つの業種を贔屓することはありませんが、ナイトタイムエコノミーを推進していることもあり、夜の時間の有効活用の中に、飲食店が上手く絡むことができるように、バランスを取りながら考えています。また、品川区には目黒川があり、水辺や運河を有効活用することについても、ご意見をいただきながら取り組んでいます。生活様式もここ数年ですっかり変わりました。以前であれば電話などで直接ご意見をいただいていたものが、メールやFacebookのMessenger、LINEに代わり、様々な場所と時間からご連絡をいただけるようになりました。
仕事をするうえで、心掛けていることを教えてください。
“公約に忠実”にいずれは“政策をすべて実現する”と心に誓っています。実は、区議会では、みなさんが政治でイメージしているような、党派による議員同士のバチバチしたやり取りはほとんどありません。あくまでも対品川区という対行政です。また、役員を務める貿易会社の普段の仕事では、海外とのダイナミックでスピーディーなやり取りをしていますので、それに比べると正直少し物足りない部分はありますね。経営に関わる立場にいることで、区の予算の使い方に潜む、ムダや改善点を見つけることができます。予算を組み替えて、もっと効果的に使うことができれば、住民税を減税することすら可能だと考えています。機会があれば将来的には国政を目指していきたいですが、まずは建設費削減が問題となっている新しい区の庁舎の完成を見届け、品川区の価値向上の見通しが立ってからですね。まだまだここからギアを上げて頑張ります!
インタビュー後記
筒井さんは、相手の目を見てしっかり考え、言葉を絞り出すように話す。フットワークの良さと丁寧さを共存させていることが、区民から応援されている理由だろう。会社役員であることで、社会人経験の無い議員とは違う視点で区政をチェックし、伸び代を見出している。こういう人が、区政には必要だ。
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