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2024/07/19

働いている方々が快適に全力で治療に向き合える環境を作ります≪鈴木 正大≫

株式会社正健プランニング  代表取締役社長
鈴木 正大

1947年、埼玉杉戸市生まれ 経歴22歳で建築リフォームで起業し、30歳で一度倒産を経験し、民事再生から12年で歯科医など医療を専門に再スタートを始める。

 

どんなお仕事をしていますか?教えてください

地域で頑張る歯科医院を応援し1人でも多くの「歯の治療で悩む患者さん」を救うサポートをさせて頂きたいと思い、日々、奮闘しております。単に設計・施工をするだけでなく、限られたスペースを最大限活かし「働き心地、通い心地」の良いご提案をします。

この仕事を始めたきっかけはなんですか?

食べるのが大好きだった親父が最期、入れ歯の不具合で食べれなくなってしまったことは本当に心残りです。親父のような人を作らない為に、多くの歯医者さんに精一杯活躍して頂きたいと心から思っております。

お仕事をする上で大事にしていることを教えてください。

『他喜力』を磨いて行きたい。共に成長していける仲間が周りの力を使って大きくなっていく。    人生は想い出作りです。仕事に関しても同じだと思います。我々が、歯科医院の施工で最も大切にすることは働く先生、衛生士、スタッフの皆さんが毎日、気持ちよく全身全霊で患者さんに向き合える舞台を作ることです。それぞれの医院のスペースで最大限患者さんの数に対応できる効率性、働き心地が良い環境になるご提案をします。 100件以上の歯科医院施工をする中で直面する歯科医院先生の2大お悩み ①改修はしたいが、診療を止めたくない こんなお悩みをお伺いします。改修はどこの業者がいいのか、、、迷っているうち、日々の忙しさで対応せずそのままに。 ②歯科特有の排水のつまり、電気系統の緊急トラブルに即対応して欲しい 歯科医院特有の緊急対応が必要なトラブル。歯科医院の排水は詰まりやすいポイントがありそれが分かっていないとどこで詰まっているのか、直ぐに特定できません。特定できれば、専用の高圧洗浄機を使えばすぐに直せます。電気系統のトラブルで多いのは、オートクレーブの新調など機械を新しくすると電圧が増え、ブレーカーが落ちることが良くあります。機械を変える前に相談してくれればブレーカーが落ちないように調整できます。歯科医院特有の施工経験がない施工業者ですと、迅速に対応できず診療を休まなければならない事態に。

施工事例

ユニットの仕切りはありつつ、後ろのスペースは仕切りを取り、付き添いのお母さんが居やすく、かつ、スタッフ同士が会話しやすいように。 患者さんの歯を削る音を聞くことなく、心地良く予防診療を受けられるよう、予防だけを行う部屋を作り、衛生士さんがゆったりと患者さんに向き合える環境を実現。

仕事を通じて、どんな事をしていきたいですか?

現場に入って、先生やスタッフさんとコミュニケーションを密に取りながら、現状の課題や、今後どんなクリニックにしてゆきたいのか?などをお伺いしご提案をさせて頂いていますが、沢山の地域で一番の患者数のクリニックを施工で支援してきた結論は、『イキイキと楽しく働いているクリニックに患者さんは集まるです。もちろん、患者さんが通いたくなるようなデザイン性も大事です。ですが、最も大事なことは、働いている方々が快適に全力で治療に向き合える環境作りだと思っているので、先生やスタッフさんたちと共に取り組んでいきたいと思っております。

インタビュー後記

ご自身の父親が入れ歯の不具合で食べれなくなってしまった事をきっかけに『自分ができることで歯科医の役に立っていきたい』という信念を持ち続けて事業を続けてきた鈴木さん。内に秘める情熱と、関わる方の想いをくみ取ったりしっかりコミュニケーションを取ることを大切にする冷静さを合わせ持った職人には珍しいタイプの方という印象です。確かに、歯科医の空間はとても特殊で、特殊な施工に慣れている方でないと、毎日来る患者さんの治療を止めなければいけなくなってくる。自分が患者だったとしたらそれは不安ですね。デザインだけでなく、オペレーションに関わる建築設計ができる施工会社はこれからも必須だと感じました。

お問い合わせ

株式会社正健プランニング  代表取締役社長  鈴木正大
HP:歯科施工、歯科建築は正建プランニング (shouken-p.com)
お問い合わせはHP内にフォームあります

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